さんらくについて

さんらく会のさんらくの由来は、江戸時代の儒学者・本草学者(薬物学者)である貝原益軒によって書かれた「養生訓」の「三楽」にちなんだものです。それによりますと、「人には三つの楽しみがある。ひとつは道を行ない心得違いをせず、善を楽しむこと。二つは病にかかることの無い健康な生活を快く楽しむこと。三つは長生きして長く久しく楽しむことである。この三つの楽しみがなければ真の楽しみは得られない。それゆえに富貴はこの三楽に入れていないのである。善を楽しまず、また養生の道を知らないで、身体に病が多く、短命となる人は、この三楽を得られない。」と記されています。皆様が三楽を得られるよう、少しでもお力添えができればという気持ちから先代の院長が名付けたものです。三楽を得ることはたやすいことではありませんが、皆様が健やかにすごして頂けるよう、日々の診療・介護にあたっております。

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貝原益軒(1730-1814)座像

(金龍寺、福岡市中央区)