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本日の勉強会 対麻痺

今日の勉強会は、脊椎圧迫骨折後偽関節に伴う遅発性麻痺の

患者さんについての、検討でした。

 

脊椎圧迫骨折は高齢者の骨粗鬆症の方にしばしば発生し、

背骨が、軽い怪我(尻餅をつくなど)でへしゃげてしまう骨折です。

整形外科では頻繁に治療する疾患の一つです。

基本的には手術以外の治療で

ほぼ問題なく治りますが、

なかに、骨折が治りきらず、ぐらぐらしたままの状態が続いてしまうことがあります。

なおらず、ぐらぐらしたままの状態を偽関節と呼びます。

そうすると、背骨の中に通る神経が傷害され、

骨折してからしばらくたってから下肢の麻痺が出現するということがあります。

しばらくたってから、麻痺が出現するので遅発性麻痺と呼ばれます。

高齢の方が、しばしば経験する脊椎圧迫骨折ですが、

このような経過をたどられる方もおられ、

注意は必要です。

 

手が冷たい

寒い季節となりましたね。

手が冷たくて困ることも、しばしばあるんじゃないでしょうか。

カイロをつかったり、手袋をしたり対策は人それぞれ、いろいろあるでしょう。

 

私も手が冷たくて困る人間の1人です。

整形外科医なので、当然のことながら、患者さんに触らないといけません。

患者さんを触ったとき、特に膝を触ったときに

「先生の手、冷たいな~!!」

と、叫ばれることが、しばしば。

不快な思いをさせまいと、カイロで隙を見つけては手を温め、

「手が冷たくてすいません。」と一言声をかけてから

触るようにしているのですが、

今のところ、根本的な解決策は見つかっていません。

元々冷たいところに、手洗いやアルコール消毒を繰り返していると

さらに手が冷たくなってしまいます。

 

同じような悩みを持っている整形外科医、医師は絶対いると思うのですが、

みんなどうしているんでしょうか。

本日の勉強会 症例発表

今日の勉強会は、理学療法の研修に来ている学生 F君から

担当した患者さんの発表でした。

脳出血後の片麻痺の患者さんで、歩行解析など詳細に

発表してくれました。

先輩の理学療法士たちからは厳しいツッコミが入っていましたが(^_^;

 

改めて、動画など見てみると、片麻痺の方も自分なりに工夫されて

日常生活の動作を獲得されているのが分かります。

必ずしも教科書通りにはいかないものだと実感させられました。

 

すごく、興味深い患者さんでしたが、学生のF君は

いかに感じたでしょうか。

私としてはこの研修が、少しでも役に立っていればと願うばかりです。

年末年始の休診日

今年の年末年始、休診日のお知らせです。

12月28日(土) 通常診療(午前中)

12月29日(日)~1月3日(金) 休診

1月4日(土) 通常診療(午前中)

となっております。

お間違えないよう、よろしくお願いします。

本日の勉強会 腱板断裂術後のリハビリ

今日の勉強会は、腱板断裂術後のリハビリについてでした。

先週は、基礎編および従来の手術療法に関してでしたが、

今週は関節鏡視下腱板修復術後のリハビリについて勉強しました。

 

関節鏡視下腱板修復術(ARCR)は最近、たくさん行われるようになった術式でしょうか。

たくさん行われるようになったとはいえ、やはりまだ肩関節を専門とする整形外科医が

中心におこなっているのが現状です。

 

腱板損傷は術後のリハビリがとても大事で、

我々が一般の整形外科が担うのはその術後のリハビリということですので、

今回のテーマにした次第です。

手術の動画をみて、イメージを膨らましながら、

あーだこーだと議論しました。

卵料理「ふわふわ」!

以前、さんらく会のさんらくの由来となった「養生訓」話題の中で

卵料理である「ふわふわ」が出てきて、

何か分からなかったのですが・・・・

 

私の勉強不足でした<(_ _)>

 

ネットで調べたら、簡単にわかりました。

江戸時代の名物料理らしく、

1626年京都二条城にて開かれた将軍家の饗応料理の献立の一品

だったみたいです。

饗応料理(きょうおうりょうり)とは、いまはやりの お・も・て・な・し 料理のことです。

 

材料は「卵」と「だし汁」だけのシンプルな料理で、

江戸後期に、袋井宿の大田脇本陣で朝食の膳に載った記録が

あることから、静岡県袋井市が新名物にしているらしいです。

 

・・・  たまごふわふわ     http://www.fukuroi-kankou.jp/egg/

 

たしかに、ゆで卵より消化にはよさそう。

袋井市方面に行くことがあれば、是非食べてみたいです。

和歌山にて研究会

昨日は、和歌山で整形外科の若手医師を中心に研究会が、ありました。

僭越ながら、座長させて頂きました。

腰部脊柱管狭窄症の疫学調査と、肩関節の診療に関する講演でした。

腰部脊柱管狭窄症は、腰や下肢の痛み、しびれを引き起こす疾患ですが、

発表の疫学調査では、日本人の約600万人が狭窄症であると推定されるそうです。

実際に通院して治療されている方はほんのごく一部ということだと思います。

安静にしていると症状がほとんどありませんし、

年のせいだと考え通院されていない患者さんが多いのでしょうね。

 

・・・・・腰部脊柱管狭窄症について

http://www.endo-clinic.or.jp/medical_information/orthopedic_surgery#herniated

 

肩の診療に関しては、すぐに明日の診療から役立つ内容で

興味深いものでした。

演者の先生方、ありがとうございました。

活発な議論で、いろいろ勉強になりました。

一泊して、今から帰ります。

今日の勉強会 ブロックについて

今週の勉強会は、私の持ち回りで、理学療法士の要望を受けて

「ブロック」についてでした。

 

ブロックは局所麻酔薬を中心とした薬剤を注射することで痛みを軽減する方法の総称で、

整形外科ではしばしば行われている治療法ですが、

部位や手技によってさまざまなものがあります。

神経根ブロック、硬膜外ブロック、トリガーポイント注射など当院で行っている

方法について講義しました。

理学療法士たちは、普段あまり施行しているところを見ないので

興味をもって(自分がそう思っているだけかも)、聞いてくれました。

 

・・・当院のブロックについて

http://www.endo-clinic.or.jp/medical_information/orthopedic_surgery#bloc

 

神経根ブロックや硬膜外ブロックは

腰部脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛に対して、

かなり効果があると思いますが、注射は嫌いな人が多いので

話をするだけでも嫌がられる方もいます。

 

いい治療法であることはもう少し頑張って広めるしかないですね。

東京です。

今日は、和歌山から東京に。

 

遊びだったらいいんですが、整形外科の研修会です。

昨日も同じようなことを書いたような(^_^;)

朝早くて、1日、ぼーっとしてます。

東京に来ると、いつもお土産に悩みます。

というのも、いろいろありすぎます。

結局、いつも定番に( ̄^ ̄)

今日は時間もなく、目についたものをすぐに買っちゃいました。

有名そうです。

食べたことはありませんが、美味しそう

和歌山です。

今日は和歌山に来ています。

深夜で真っ暗です。

遊びだったらいいんですが、整形外科医局行事参加のためです。

約20年、住んでいた土地なので、第二のふるさと、とでもいうところです。

そんなに時間は、経ってませんが、懐かしい感じですね。

久しぶりに、いろんな先輩、後輩、同僚と話して、パワーもらいました。

前に住んでいたところのすぐそばのホテルに宿泊。

何か変な感じ(*_*)