肘内障にエコー

小さな子供の腕を引っ張って、腕がだらーんと動かなくなってしまうことがあり、

それは肘内障と呼ばれるものです。

肘の親指側の骨(橈骨)は肘の部分で靭帯(輪状靭帯)で固定されていますが、

その靭帯から骨が抜けてしまうようになって発生します。

簡単に整復することができます。

手を引っ張るのを誰かが見ていて、その後、手をだらーんとしていたら、診断は容易ですが、

誰も見てない状態で、転倒して肘を痛がっている場合もあり、

時には全然違うところを痛がったりもします。

その場合は骨折との鑑別が必要になります。

レントゲンでは肘内障の場合異常がないのですが、

エコーでは肘内障の診断ができます。

骨折か肘内障かはっきりしない場合にはエコーをすればいいわけです。