デュピュイトラン拘縮

あまり聞き慣れない病名かもしれませんが、

手のひらから指にかけて、しこりやこぶのようなものができて、

指が伸ばしにくくなる疾患です。

原因の詳細は不明ですが、高齢者や糖尿病の方に多く発生します。

整形外科医なら時々、お目にかかる疾患です。

指が伸びなくなって、日常生活に支障を来すようなら

現在のところ、手術しか方法がない疾患です。

 

海外では注射による治療が行われるようになっています。

コラゲナーゼとよばれる物質を局所に注射する方法で

有効性が報告されています。

 

どうして、こんな話をしたかというと

最近、デュピュイトラン拘縮の患者さんに、注射の治療のことを聞かれたからです。

患者さんは注射のことをご存じで、いつから使えるのかご質問になりました。

 

風の噂では2014年ではないかときいていましたが、

一般的に広く使えるようになるのは、もう少し先のようです。